小樽名物のひとつである、エイリアン、おっと間違えました、シャコ。
秋シャコ漁がはじまりました。
「ゆでたてのシャコを味わってほしい」と
友人が届けてくれたのは、なんと活シャコでした。
「今日はシケたからかかったの」
はじめて知りました。
凪じゃなくシケの日にかかるなんて、シャコの意地悪……。
塩水の中でシャコがもぞもぞと動いています。
活きたままゆでないと味が落ちるとのことで、
すぐに調理にとりかかりました。
シャコを真水で洗い、塩をひとつまみ入れたお湯に入れます。
「すまぬ、すまぬ、すまぬ〜」
と思いつつ……。
ゆであがりました! エイリアン、もとい、シャコ。
ジョキジョキと大胆にキッチンバサミで切り、皿に並べます。
「すまぬ」の気持ちはどこへいったのか……。
シャコには日本酒かな〜♪ などどと思ったものの
買い置きの地酒が無いことに気づいて、ガーン!
仕方がない焼酎だ、と思ったときに
料理用に使った「北の誉」のワンカップがあることに気付きました。
せっかくお酒を見つけたのに、シャコを食べるのに夢中になって
飲むのを忘れ……。
美味しいものを食べたときには、
あれこれと多くを語りたくありません。
美味しいという、自分の中でのひとかたまりのイメージが
説明することによって、バラバラになってしまうような気がするんですよね。
味が薄くなるっていうか……。
小樽産のシャコ、機会があったらぜひ食べていただきたい!
さて、本日の小樽猫はというと……。
「シャコ? どうせボクらにはあたらニャイんだよね、チャイコ兄さん」
「ニャア(ああ)」
「ボクには猫草がアルからイイもんニャ」
「そうだ、ボクらには猫草があるニャン」
「そうだそうだ、猫草だ猫草だ」
「……」