今年小樽に夏が訪れたのはいつのことでしょう。
ハマヒルガオが咲き、
海の星が陸に打ち上げられたときでしょうか。
暑くて冷やしラーメンを食べたあの日でしょうか。
銭函のKAMOMEさんでかき氷を食べた曇りの日でしょうか。
“シシシ”と笑いながらウニを食べたあの日でしょうか。
海が見たい、そう思った晴れの日の昼下がりでしょうか。
小樽祭りのあのときにはもう。
庭に小さなスイカが現れて。
毎日目に見えてぐんぐん大きくなって。
潮まつり最終日の雨の朝にはこんなに大きくなって。
潮まつりが終わったら、夏が終わってしまうような気がして
いつもいつもさびしいのだけれど
今年は強い雨と風が降って吹き
1967年に潮まつりが始まって以来はじめて
祭り自体が中止となって
祭りが成就できなかった寂しさで心がいっぱいになり
祭りが終わっても夏が終わる気がしなくて
祭りが明けた月曜日
天気は晴れ、そよそよと気持ちのよい風が吹き
この日ばかりは、晴れが憎い……
さてさて、小樽に夏が訪れたのはいつのことでしょう。
いつの間にかやってきて
いつの間にか去って行く。
確かなことは、スイカが成長するスピードで
夏が進んで行くということ。
けっこう早いよねー。
夏の日も小樽猫は毛皮を着ています。
意図はわかりませんが
こんな格好をして飼い主を喜ばせます。
こんなポーズ、どうかニャ?
チャイコ、可愛過ぎる! 猫ってズルイ〜。