2014年の小樽港は、豪華客船の寄港ラッシュ。
勝納埠頭や第三埠頭に大きくて優雅な客船が停泊している姿をよく見かけました。
低音の汽笛が聞こえると
「あ、船が入ったかな」とか
「船が出るんだな」などと思いながら過ごす日も多く
朝・昼・夕の北海製罐のポー(またはボー)に混じり
さらには、小樽市総合博物館にあるアイアンホース号の汽笛などとも混じりあって
私の住む手宮エリアはとても賑やかな夏でした。
汽笛を聞いてから、船を見送りに行くということが何度かありました。
9月のこの日もそうでした。
ボーという音が聞こえ
「今日はにっぽん丸……今年はまだ一度も見てないな〜」と思うと
いてもたってもいられず、
急いで車に乗り、安全運転で色内埠頭へ。
第三埠頭の海に向かって左に停泊している場合は
色内埠頭に行って見送ります。
にっぽん丸の白と深いブルー。
これまで見てきた客船は白一色が多かったので
このブルーがとても魅力的に見えました。
釣り人のそばでおこぼれを待っているカモメといっしょにお見送り。
いつもは船が赤灯台と白灯台の間を抜けたあたりで見送りを終えるのですが
この日はもう少し見ていたいという気持ちがむくむくと。
急いで車に戻り、かなり安全運転でホーマック/スーパーデポ手宮店の駐車場へ。
追いつきました。
ちょうど灯台の間を抜けているところでした。
さよならする?
いやいや、今日はまだ見ていたい……。
ということで、さらにもっと安全運転で
いつもの場所、祝津パノラマ展望台へ。
祝津方面に行くのが良いのかもわからないまま車を走らせましたが
いました!
日和山灯台の右手ににっぽん丸!
さらに進んで、左手に。
展望台付近では、ものすごい数のツバメが空を飛んでいました。
iPhoneで追いかけてみましたが
空を切りさくような飛行ラインが読めない、しかも素早い……
なかなかうまく捉えられません。
ツバメを追いかけているうちに
私のにっぽん丸がかなり進んでいました。
光が差したり、曇ったりする景色を楽しんでいる間に
船はずいぶん遠くにいってしまいました。
この日は多くの観光客とそこそこの地元の人が景色を眺めていました。
皆さん、いつもより長めの滞在……。
左手にトド岩。
そして、何の船かわからないくらい小さくなった、私の、にっぽん丸……。
今度は本当にさよなら。
また来年会えるかな。
友だちが乗っている訳でもないのに
勝手に見送って、少し感傷的な気分になって
何なんでしょうね、船って。
何なんでしょう。
そして、この日の二日後の朝
東京から来た夫の友人を案内して
いつもの場所に行ってみました。
この日は大声で
「ワンダフォー!」
と叫びたくなるほどのブルーオーシャン!
トド岩の手前には小さな白い船。
ポロロン〜♪とウクレレの音が聞こえそうなくらい、のどかです。
一昨日とは違った表情の海。
飽きないねー。
ブルーと言えば……
運河プラザの前を通るときにはかならずチェックしている
消防犬ぶん公
最近はこんな感じです。
ぶん公 青の時代ーー。
瓦屋根の修復工事のため、運河プラザにブルーシートが掛けられているんですね。
工事が終わるのは12月中旬だそう。それまでは青いのかな。
シートの色と同じ青いバンダナを選んでくださっている方のセンスが好きです♡