「発作的に飛行機とった。17日小樽。ご都合はいかに?」
とわがままなメールを送ってきた東京の友人Nちゃんと、小樽のKちゃんと一緒に
本日は小樽観光3時間半コース。
★11時45分
小樽駅で待ち合わせ。
私は駅前の駐車場に車を停めて駅の中へ。
Kちゃんとは1週間ぶり、Nちゃんとは1年ぶりの再開。
Nちゃんの顔を見る前に真っ赤なダッフルコートが目に入る。
真っ赤だな〜と思いながら顔を見るとNちゃんでした。
★12時
お蕎麦を食べに藪半さんへ。
Nちゃんは「かき揚げ蕎麦」が大好きで、これしか食べない、と宣言するほど。
Kちゃんも「かき揚げ蕎麦」を注文。
そう言えば、2年前に来たときは3人ともかき揚げ蕎麦でした。
小樽では、1月10日からにしん漁が解禁になりました。
それ以来、私の頭の中は「にしん、にしん、にしん」。
なので、今日は迷わずに「にしん蕎麦」です。
季節ものの「にしん漬け」もオーダーしました。
<炊いたにしんがふっくらしていて上品な味。
蕎麦に乗せるとつゆににしんの香りが広がり、これがなんともむふふー>
<よけいな味のしないにしん漬け>
極寒の冬の、樽に氷が張ったにしん漬けの味を思い出しました。あれ、最高なんですよね。
にしん漬けを食べると、日本酒が欲しくなりました。
頭の中では飲みましたよ、やや辛口のものをね。
店主の小川原さんともお会いでき、小樽のこと、観光のこと、あれこれお話する中で、
一番熱く小樽の良さを語っていたのは、Nちゃんでした。
それを聞く小樽人が「それほどでも……」と照れるくらい(笑)。
●おたる・蕎麦・藪半(やぶはん)
★13時30分
「崖に行きたいの」
というリクエストに応えて祝津パノラマ展望台へ。
Nちゃんに言わせるとここは「崖」なのだそう。
札幌から小樽に向かうJRの車窓から見える海と
この崖から見える海の荒々しさが、「生を感じさせてくれるのだ」と言っておりました。
(んーー、わかる)。
「崖」で思い出すのが、松前郡出身の書家、金子鷗亭(かねこ・おうてい)の「断崖」という作品。
小野十三郎の詩「僕は今、断崖のない風景に窒息する」を書いています。
「僕は今、断崖のない風景に窒息する」
Nちゃんは窒息しないように、東京からこの崖に来たんだな〜きっと。
それについてきた小樽人二人も、おかげで窒息を免れたのかも。
★14時
かま栄さんの工場直売店へ。
食べる前に、かまぼこの製造工程のビデオを見ました。
思っていた以上に、職人さんの手作業が多く、スピードと手際の良さ、技に3人とも驚きました。
Kちゃんと私が、商品をいちいち知っていることに Nちゃんが感心していました。
(小樽人ならあたり前〜)
ビデオを見た後は、カフェで揚げたてのかまぼこを食べます。
パンドーム、マヨロール、パンロール。
試験に「小樽は○○の街」の○○に当てはまる言葉を5つ答えなさい、という問題があったら、
その一つは確実に「かまぼこ」だと思います!
●かま栄
★14時30分
佐々木縫製所さんへ。
<店名を照らすライトが付きました!>
Nちゃんはもちろん、Kちゃんも初めてです。
帆布製品は、ウィスキーバッグや、グラスバッグなど、めずらしいものがあります。
新製品は、ノートパソコンを入れるクラッチバッグやキーケースなども。
テント用のシンガーの古くて大きいミシンなど、
商品以外のめずらしいアンティークものもありますので、それを見るのも楽しいですよ。
創業1945年の会社には、古いものがたくさんあるそうなのです。
佐々木社長の机も古くていい感じのものでした。
まだまだお宝が隠れていそうです!
●佐々木縫製所
★15時
vivre sa vie + mi-yyu さんへ。
明治37年に建てられた木造建築物の雑貨屋さん。
心の中では「私にとっての素敵な文房具店」と思っていて、
便せんなどの紙のものが不足すると車でビュンと来てしまいます。
文房具屋さんがvivireさんって素敵でしょう?
Nちゃんは、お店の前は通ったことがあるけれど、中には入った事がなく、
Kちゃんは、イベントではvivreさんのものをいつも買っているけれど、お店に来た事はなく。
二人とも素敵すぎる雑貨に夢中。
★15時半
Nちゃんの今夜のお宿「かもめや」さんまで送迎。
すっかり気に入ったそうで、今回は二度目の利用。
女将さんと楽しい話に花が咲いていることでしょう。
●北運河 かもめや
★16時
Kちゃんと二人、プチ小樽観光の〆をあまとうさんで。
駐車場が空いていたので、喫茶コーナーも空いているだろう思ったら大間違い。
二階に上がると、びっしりでした。
Kちゃんは、かき揚げとパンドームで別腹を使い果たし、コーヒーを注文。
にしんとパンロールの私は、別腹がしっかりあったので定番のクリームあんみつ♡
<私はクリームあんみつ派>
Nちゃんのおかげで、小樽人の私たちもプチ小樽観光を楽しめました。
また窒息しそうになったら、来てね。
●あまとう
さてさて、本日の小樽猫は……ハイドン。
「ぼくの好物知ってる?」
「え? 最近はMiaw Miawのおにくプラスかな?」
「ちがうニャー、にしん蕎麦!!」
「初耳だよ、ハイドン……(^ ^;)」