■2022年1月22日(土)~ 4年5月8日(日)
■開館時間:9時30分~17時(最終入場16時30分)
■休館日:毎週月曜日(3月21日を除く)、2月15日、2月24日、3月22日-23日、 5月2日、5月6日
■観覧料(本展の他、美術館の全展示が観られます):
一般/500円(400円)
高校生・市内にお住まいの70歳以上の方/250円(200円)
中学生以下と障がい者/無料
※()は20名様以上の団体料金
■主催:市立小樽美術館・市立小樽美術館協力会
■後援:あとりゑ・クレール、海辺のアート・スペース sunaie、
小樽観光協会、小樽シゴトガイド、小樽ジャーナル、小樽人、
籠と猫 土の音・つちのね、株式会社 河出書房新社、
札幌圏スロヴァキアオペラ実行 委員会、一般社団法人猫の足あと、
北海道学校図書館協会、北海道新聞小樽支社、みんみん舎 (五十音順)
主催者ホームページはこちらです。
チラシのPDFもダウンロードできます。
市立小樽美術館 企画展
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北海道出身、滋賀県在住の写真家・土肥美帆さんが小樽で猫を撮り始めたのは2014年の春のこと。海岸線を歩きながらまどろむ猫たちをカメラに収めました。厳しい冬が訪れると、好奇心より心配が先に立ちましたが、そこには脂肪を備え冬毛で丸くなった猫たちがいました。彼らを見守る漁師さんらにも出会いました。厳しい自然に対峙し、懸命に生きる姿に心を奪われてしまった土肥さん。それ以降、小樽に通い、人と繋がりながら猫を撮りつづけています。
近ごろ話題となっているのは漁師の子、ビッグフェイスキャット・ケンジです。インスタグラムで日々更新される彼を取り巻くハートフルな出来事が人びとの心を魅了し、フォロワー数は4.9万人! 雑誌「猫びより」でも特集されるなど、多くの人に愛され、癒しと元気を与えています。
小樽の猫たちを撮った作品は、日本写真家協会主催2016JPS展の文部科学大臣賞、2017年ニッコールフォトコンテストの大賞、2015・16年の岩合光昭ネコ写真コンテストではグランプリ連覇するなど、多くの賞を受賞しています。2018年に刊行された写真集「北に生きる猫」(河出書房新社)の帯にある動物写真家・岩合光昭さんの推薦文にはこうあります。「ネコを写真として見てもらえる絵にするのは難しい。土肥美帆さんは見事にそれを成し遂げている」。
芸術性が高く評価され、人びとの心を動かす作品が、小樽で生まれていることを多くの方に知ってほしいと思い、本展を企画しました。作品を見た後には、皆さんの心がほっこりし、猫たちに一層あたたかい眼差しが向けられることを願っています。(本展コーディネーター・小樽人 編集部 杉本真沙彌)
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☆ギャラリートーク1
《出演》写真家・土肥美帆×杉本真沙彌(本展コーディネーター、編集者)
《日時》令和4年2月6日(日) 午後2時より
《申し込み》1月4日(火)より受付開始。(先着順・定員30名)
※2月6日のギャラリートークは満員御礼となり、受付は終了しています(1月4日午後14時20分)。
☆ギャラリートーク2
《出演》写真家・土肥美帆×加藤重男(みんみん舎代表、河出書房新社北海道地区コーディネーター)
《日時》令和4年4月29日(金・祝) 午後2時より
《申し込み》4月2日(土)より受付開始。(先着順・定員30名)
1・2共通
《会場》市立小樽美術館2階企画展示室 ※展覧会観覧料がかかります
《申し込み先》市立小樽美術館 TEL:0134-34-0035
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■写真の展示は二部構成です。
第一章「北に生きる猫たち」では、小樽の冬景色のなかで、自然と対峙し、たくましく生きる猫たちの姿が写り込んでいます。
第二章「ボス猫ケンジ」では、移りゆく四季を背景にどこかおかしげでおおらかなケンジの姿が見る人の心を温めることでしょう。
ケンジたちの動画が見られるコーナーあり、Tシャツやクリアファイルなどケンジのオリジナルグッズも販売されます。また、コラボ企画が色々ありますのでどうぞお楽しみに!
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■土肥美帆 プロフィール
北海道生まれ、滋賀県草津市在住。
2014年より北海道・小樽で生きる猫たちの姿を撮り続けている。
2016年 JPS 展 文部科学大臣賞。
2017年 ニッコールフォトコンテスト 大賞(モノクロームの部)。
2015・16年 岩合光昭ネコ写真コンテスト グランプリ。
2016・17年 滋賀県写真展覧会 芸術文化大賞。
2015・17年 京都現代写真作家展 琳派400年記念賞 準大賞。
2018年写真集『北に生きる猫』(河出書房新社)より刊行。
2019年 大阪ニコンギャラリーにて個展「北緯43度」を開催。
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